椅子の歴史はとても長く、エジプトなどの古代文明時代までさかのぼります。その中でロッキングチェアはかなり新しく、最初に作られ始めたのは18世紀初頭でした。しかし、その起源ははっきりしません。 ひとつある説は、開拓時代のアメリカで、病人がゆったりと座れるように作られたというもの。実際長年ヨーロッパでは、病院などで使う椅子と言うイメージが強く、あまり人気がありませんでした。『椅子は行儀よく座るもの』と言う常識があったため、ロッキングチェアのように後ろにもたれた姿勢で座ることは、行儀が悪いと嫌われたそうです。